この画面をダブルクリックするか、ブロック右上の「編集」をクリックし、お知らせの内容を記入してください。
この画面をダブルクリックするか、ブロック右上の「編集」をクリックし、お知らせの内容を記入してください。
現在公開されている日誌はありません。
よもやま話 >> 記事詳細

2019/03/20

3月20日

| by 管理者

本日[3/20(水)]は、豊岡東小と北小が一緒になってから四回目の卒業証書授与式でした。
無類の雨男、6年主任の佐藤教諭をしても及ばない、穏やかな早春の好天に恵まれました。

 

とよおか軽トラ市への出店に向けて主体的、対話的に取り組んだり、普段使っている言葉ではない英語を、柔軟な頭と心で飛び切り楽しんだりする北っ子6年生は、すぐに結果だけを求める、形にとらわれがちな私の手本でした。
これまでの私の教え子とは持ち味の全く異なるこの子どもたちが、中学校にどのような風を吹き込むのか、今とてもわくわくしています。
そんな彼らに、今から45年前の私の中学校生活で出会った友人のエピソードを話しました。


最初の数学の授業で、担当の先生が家庭学習のやり方を説明されました。
次に勉強する内容は、必ず前の日に家でノートにやってみる、それで、分かるところは左のページに、分からないところは右のページに書いておく、というものでした。
残りの時間で試してみるようにと指示があり、私は(中学の宿題ってややこしいなあ。)と思いながら取り掛かりました。
しばらくすると、「しっかり書きなさい。」との注意を耳にしたのです。
頭を起こして見回すと、あの友達の前に先生が立っていました。
「そのようなノートの取り方は教えていません。」
注意を受けた友達は、そっと立ち上がりました。
そして、「自分のノートだから、僕は自分が見やすい書き方をしたいです。」
(先生に言い返すなんて。)と、私は心臓が口から飛び出すくらいびっくりしました。


さあ、この出来事を聞いてどのように感じますか?
私は、あの時の十二歳の友達の姿から、相手が誰であっても、自分の考えや思いを丁寧な言葉できちんと伝えられる力を、学ばねばならないと思っています。


『上手くはいかぬこともあるけれど 天を仰げばそれさえ小さくて』
卒業証書を手にした、四十六人の北っ子たちよ、実りある3年間の中学校生活を過ごしてください。